大阪大学の英語で活動する部活「ESS」に入ったことで得れたこと
このような疑問に答えます。
こんにちは。現在台湾留学中のたつきちです。
私は大学2年生の5月から12月(2016年)まで計8ヶ月阪大の英語の部活「ESS」に入ったのですがESSではどのような活動をしたのか、またそこでどのような学びがあったのかについて紹介したいと思います。
阪大ESSの活動内容
阪大ESSセクションの種類
阪大ESSは主に5つのセクションに分かれます。
- アカデミックディベート→通称アカデ
- パーラメンタリ―ディベート→通称パーラ
- ディスカッション→通称ディス
- ドラマ(演劇のこと)→通称ドラセク
- スピーチ→通称スピセク
それぞれのセクションを簡単に説明すると、
①のアカデは1つのテーマを事前にリサーチして、そのリサーチをもとにディベートを行う「リサーチ」重視型ディベート。
➁のパーラは準備時間約15分ほどしか与えられず、即興で言うことを考えなければならない「スピーチ」重視型ディベート。
自分が在籍していた時はパーラの方が人数が多かった印象があります。
➂のディスは1つのお題に沿ってみんなで話し合うもの。勝ち負けというよりは誰が一番その議論に貢献できたかということがカギになります。
➃のドラセクは期間ごとに洋画の1作品を題材に、みんなで発表日に向けて練習するのがメインです。
⑤のスピーチはその名の通り、スピーチをするセクションです。もちろんメンバーとの交流・アドバイスはあるものの、他のセクションと違って1人で練習といったことも多いです。
阪大では初めの数か月(夏ごろまで)はお試しでいずれかのセクションに入り、秋以降に形式的に自分のセクションを決めることとなります。
基本1つのセクションに在籍する人が多いですが、たまに2つ以上のセクションに在籍する方もいます(実際2つ以上のセクション在籍はかなりきついです)
阪大ESSの他大学との交流イベント「KIEF合宿」
阪大ESSは関西のESSの大学(京都大学・大阪府立大学・大阪市立大学・奈良女子大学・神戸市外国語大学・近畿大学など)と共に「KIEF」という団体に入っており、夏になるとこれらの大学と合同で合宿を行います。(自分の年は2泊3日で岡山に行きました)
この合宿は自分のセクション関係なしで、ドラマがアカデを体験したり、パーラがスピーチを体験するなど一通りのセクションを体験することができるため、このKIEFで自分がしたいセクションが変わるということも往々にしてあります。
また合宿と言えば、恋愛!
そう「KIEF合宿」を皮切りにカップルも誕生するのです。
これを「KIEFマジック」といいます。(KIEFマジックの行く末はご想像にお任せします…)
ただしそうは言ってもこの「KIEF合宿」のコンテンツは最終日に観光地巡りはあるもののそれ以外は英語づくしとかなりガチなので、ただワイワイしたいだけの人よりかは、英語を勉強したいというモチベーションで入る人の方が向いているでしょう。
またKIEF合宿を終えても、他の大学の人と遊びにいったりするなどの活動もあり他大学の友人をたくさん作ることができます。(しかも高学歴の人が多い)
KIEF合宿前に「プレパ」という10日間ほどの合宿に向けた準備期間(大学の場所はその日によって異なる)があり、その間だけでもKIEFに参加することができます。
阪大ESSのドラマセクションの具体的な活動
1回生春〜夏
ここからは、自分はドラセクに入っていたのでドラマセクションがどのような活動をするのかについて紹介したいと思います。
まずお試し期間では先輩が選んだ洋画を演じることとなります。
自分の代は「ショーシャンクの空に」という作品を演劇しました。
お試し期間で1回生がメインキャラになることはほとんどありませんが、恐らくそれでも自分の役を演じることに精いっぱいになると思います。
もし演技ができなくても先輩からしっかり演技についてアドバイスをもらえるので、演技力について心配する必要はあまりありません。
この時の練習は週3〜4ほどでした。
本番が終わると、冬公演の練習までおやすみとなります。(この間にKIEF合宿に参加する人が比較的多い)
1年目秋〜冬
秋ごろから冬公演の練習が始まります。
阪大の冬公演はミュージカルが多く、自分が在籍した時は「マンマミーア」でした。
冬公演では1回生もメインキャラクターを演じることが多くなり、覚えないといけないセリフ量も格段に増えます。
練習は週3〜5ほど。本番前にだんだん練習量が増えていきます。
また自分のキャラクターの設定をしっかり決定して、言語化しそれを監督(通称ディレ)に送らなくてはいけません。
しかしこの冬公演での練習を経るからこそ、春公演に比べ作品の完成度はかなり高く、作品が終わったあとの団結感、達成感があると言えます。
2年目以降
2回目以降は演技に加え、字幕作成、音響作成、後輩指導、キャラ、セリフの割り当てなどマネジメント業務が増えます。
なので1回生に比べると自分のことに時間が取りづらくなるとは思います。
阪大ESSドラマセクションに入るメリット
英語ができなくても大丈夫
阪大ESSのドラマセクションでは、阪大に受かるほどの英語力があれば英語が話せなくても心配ありません。
というのも基本的にセリフが与えられて、それをそのまま話すだけなのでアドリブなどを加えなければ頭で考えて英語を話す必要がないのです。
私はその環境に甘え、自分のセリフを覚えることしかしなかったためあまり英語力が上がるということはありませんでした。
なので恐らくドラセクで英語力を上げるのであれば、題材となった映画を何度も見る、他の人のセリフまできちんと覚えるなどしないといけないのかもしれません。
英語力を上げたい方に一番おすすめなのはパーラです。
理由は英語を即興で話さないといけないため、練習の大部分が即興ディベートの練習となるからです。
難易度は高いですが、英語力を上げたいとという方はぜひパーラも検討してみてはいかがでしょうか。
表現力が向上する
ドラマセクションに入る前は、どこか演じるということに恥ずかしさというものがありました。
しかしドラマセクションの練習の中で「感情爆発」(感情をひたすら爆発させる練習)という周りから見たら「頭がおかしい宗教集団」に見えなくもないメニューをこなすことで、だんだん演じることの恥ずかしさが消えていきました。
なので自分の感情を上手く表現できるようになりたいという方はドラマセクションがおすすめです。
優秀で尊敬できる仲間ができる
自分がESSに入って本当に良かったと思う最大の理由がESSに入っている人で優秀な人が多く、刺激をもらえること。
自分がいた時にはESSは阪大〇〇学部の成績トップを受賞している人も複数在籍していました。
ESSをやめてから2年経ち台湾に来た今でも、同じドラマセクションのメンバーとは電話するなど仲良くしており、本当に優秀で、志高く、向上心が強い人が多いためできれば一生友人として仲良くできればなと密かに思っているほどです。
なので優秀な人と繋がりたい、刺激を受けたい方にもESSはおすすめです。
阪大ESSまとめ
今回阪大ESS、特にドラマセクションの活動がいかなるものか、何を得れたのかについて紹介させていただきました。
あれから約2年過ぎ去ろうとしている今でも、阪大ESSに入って本当に良かったと思うので、ぜひぜひ阪大ESSに興味のある方は入ってみてくださいね!
1回生以外でも入ることはできますよ!
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上たつきちからでした。
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