【受験生の方へ】私が大阪大学外国語学部中国語専攻を合格するために考えた受験戦略
現在大阪大学外国語学部を休学しているたつきちです。
現在この記事を読んでくださっている高校生の皆さんはすでに志望校が決まっているでしょうか。
私は高校2年生の3月頃に阪大外国語学部を目指すことを決めました。
合格するまでは本当に自分は受かるのだろうかなど常に不安に押しつぶされそうになりましたが、なんとか夢の阪大に合格することができました。
しかし実際のところ私は阪大に入ることができるような実力は持ってませんでした。
ならばなぜ私は阪大に合格できたのか。
そう聞かれれば、私は即答でこう答えます。
なぜなら
受験当初から合格するための明確な戦略を立てていたから。
そこで今回は実力不相応な私でも阪大外国語学部に合格できた戦略をここに記したいと思います。
当記事では、阪大外国語学部の学生しか知らないようなちょっとした小話も挟んでいます。
ココナラにて1時間1,000円で受験相談も承ってるので、必要な際はアドバイスさせていただきます。
目次
大阪大学外国語学部に受かるほどの実力はなかった
まず私が通っていたのは大阪にある住吉高校という学校だったのですが、レベルは一般的に成績が
- 中〜上の下ぐらいの人⇒関関同立
- 上の中ぐらいの人⇒中堅国公立
- 成績トップの人⇒有名国公立
に合格するという感じでした。
いわゆる公立の自称進学校レベルですね。
つまりはっきり言うと、阪大は現役ならトップの1〜3人ほどしか入れないような環境でした。
私は高校1年〜2年生の頃、定期テストの順位が約120人中20位ぐらいだったので成績は上の下〜上の中ぐらいでした。
一般的に見ると高いと思うかもしれませんが、その時の成績ではほとんどの確率で大阪大学に落ちてしまうラインにいたのです。
大阪大学外国語学部に入るために考えた戦略
大学に入ってどんなことがしたいか考える
自分の実力が難関国公立大のレベルに到達しないことはわかっていたので、どうしたら難関国公立大に行けるかと必死に考えました。
まず考えたのは、自分が大学に入ってしたいことは何かということ。
要するに何のために大学へ行くのかを考えるということですね。
自分の場合は当時Glee部という洋楽を歌って踊る部活の影響で、外国語が好きになっていたので外国語を学べる大学・学部というのが最低条件でした。
自分の得意な教科の配点が高い&自分が苦手な教科の配点が低いフィールドを探す
そして次にその中で自分に勝てるフィールドがないかどうか探しました(入試科目配点から考える)。
自分は数学で戦ったら、どこの大学にもいけないんじゃないのかというほど苦手で、歴史がかなり好きで点数も取れたので、それにマッチする大学を受けようと考えたのです。
そして大阪大学外国語大学がセンターと二次試験合わせて数学が650点中25点、世界史が650点中125点という、自分に有利な条件で戦えることがわかりました。
恐らくこの時苦手な数学をなんとかできると思い込んで、数学の配点が高い大学を受けていたら確実に落ちていたと思います。
なので自分が大阪大学に合格した一番の原因は自分に後ろ風が吹いてくれるフィールドで勝負するという戦略を取ったからと断言することができます。
逆を言うと、大阪大学外国語学部なら英語が苦手なのであれば、合格するのはかなり厳しいということもできます。
受験合格の本質とは
具体的に受験をどのように進めて行くか考えて行く前に、受験合格の本質を考えたいと思います。
かなりシンプルに考えると、
自分の取れた点数
>,その年の合格最低点
であれば、受験に合格することができると言うことができます。
となれば、受験合格するためにまず知らないといけないのは、
- 志望校の合格最低点
- 現在志望校の入試問題で自分が取れる点数
そして
- 自分の実力と志望校の合格ラインがどれほど離れているか
ということ。
例えるなら、
- 自分の目指している山がどれほどの高さなのか
- 今自分がどんな場所にいるのか
- この二点がどれほど離れているのか
を知らずして山を登ると遠回りしてしまうのと同じように、受験でもこれらのことを知らないままだと、無駄なことに時間を費やし、遠回りしてしまうことになります。
戦略とは「戦いを略す」と書くように、受験ではいかに無駄な戦いを略し、最短ルートで志望校合格という山を登れるかが重要な鍵です。
まずは第一志望校の受験問題を解いてみる
逆にこの三点の情報が手に入ったとなれば、地図とコンパスが手に入ったも同じで自分がどのようにこれから勉強すればいいのかが見えてくることとなります。
なので、必ず受験初期の段階で自分の第一志望校の問題を解いてみましょう。
そして、(恐らく)散々までに入試問題にボコボコにされると思うので、そこから
- 入試問題の形式をチェック
- どこができていないのか課題摘出(単語がほとんどわからない・自由英作文が全く書けないなど)
- 本番で各教科合わせて、いかに合格最低点以上の点数を取るのか実際に目標点数を決定
してみましょう。
そしてそこからは単純に課題を解決し、本番の目標点数と現実のギャップを減らしていく作業をしていけば、最短距離で合格への道へと進むことができます。
↑この作業本当に大事です。
具体的なシュミレーション
具体例を出すと、
阪大外国語学部ならセンター試験が
- 英語:25点
- 国語:25点
- 数学1A・2B:合計25点
- 日本史or世界史or地理:25点
- 倫理・政経:25点
- 理科基礎2科目:合計25点
→センター合計150点
二次試験が
- 英語:300点
- 国語:100点
- 数学or世界史:100点
→二次試験合計500点
つまりセンター試験と二次試験合わせて650点という配点になります。
これで2018年の大阪大学外国語学部の総合最低点は366点ということなので、実際に僕が2020年に受けることを考えてシュミレーションすると、
少し高めに見積もって、センター試験110点以上+二次試験290点以上、合計400点以上取ることを目標に計画を立てていきます。
具体的に見ると、一次試験は
- 英語:22.5(180点)←普通
- 国語:17.5(140点)←普通
- 数学:12.5(100点)←苦手
- 世界史:23.75(95点)←得意
- 倫理・政経:17.5(70点)←普通
- 生物・地学:17.5(70点)←普通
合計111.25点
二次試験は
- 英語:180(300点)
- 国語:50(100点)
- 世界史:60(100点)
合計290点
これで目標点はセンター試験と二次試験を合わせて401.25点となりました。
これが決まると、あとはこの点数に近づけていく勉強を具体的にしていきましょう。
具体的な大阪大学外国語学部合格へのスケジューリング
僕は各教科進研ゼミで一年間演習していきました。
特に社会科目は網羅性も高く、かついらない情報は省かれているので、かなりおすすめです。(一教科からでも受講することができます)
僕も進研ゼミの世界史の教材で効率的に勉強できたおかげで、本番で95点とることができました。
進研ゼミは塾に比べるとかなり料金も安いので、塾にそんなお金をかけることができないという方におすすめです。(僕もそうだったので…)
4月〜7月(夏休み前まで) ⇒インプット(暗記)
4月〜7月は各教科のインプット(暗記)を行いました。
英語
単語帳は長文と一緒に覚える、いわゆる速単を使いました。
レベル間は高2で速単必修編が終わっていたので、高3の7月までに上級編を覚えました。
文法はNext Stageレベルを徹底的に定着させました。
国語
現代文は現代文単語を覚え、古文は単語と文法を覚えました。
漢文は学校の復習など。
↑死ぬほどおすすめの教材。
この現代文単語帳は単語の意味だけでなく、哲学や近代など大学入試頻出のテーマの核が書かれているので、 2次試験の国語記述でめちゃ役に立ちました。
数学
一応入試範囲1周はしましたが、全く頭に入らず(笑)
先生から数学勉強しろと言われましたが、650点中25点しか配点がなかったので聞き流しました。
世界史
古代からフランス革命までセンターレベルの内容を全て覚えました。
このあたりの進度感は進研ゼミを受講していると、月にどの範囲まで勉強すればいいかはわかるかと思います。
政経倫理
定期テストの範囲のみ勉強
生物基礎・地学基礎
定期テストの範囲のみ勉強
8月 各教科総復習
全教科これまで習った範囲の総復習を行いました。
英語はここで和文英訳と自由英作文を毎日書きました(一般的に遅めです)
9月〜11月 国公立対策&未学習範囲のインプット
英語
この頃は旧帝大の過去問を解きまくり、記述に対する抵抗感をなくしました。
国語
英語と同様に過去問で記述演習
数学
全くできなかったので、1週間に2〜3時間ほどのみ学習。
ずっと基礎。(本当に数学は最後まで苦手でした)
世界史・倫理政経・生物基礎、地学基礎
全範囲終わらせる(センターレベルは全て頭に入っている状態)
12月〜センター試験当日 センター対策
12月以降は一気にセンター対策に切り替え。
過去問は5〜10年ほど解きました。
センター終了後〜二次試験まで
英語
阪大の英語25年分をやりつくしました。(阪大外語の英語激むず笑)
国語
過去問を5年ほど解きました。
世界史
参考書を用い、記述の対策。
+山川の教科書で歴史の流れを整理。
【参考】大阪大学外国語学部の中で進級が難しい専攻語
次にお話しするのは、受験の話ではなく、大学に入ってからの話です。
大阪大学外国語学部はどの専攻後でも1,2年生のうちは専攻語の授業の単位を1つでも落としてしまうと、留年してしまいます。
特に、その中でも4つの専攻語は特に進級が難しいと言われ、それぞれの専攻語は外国語学部生の中で異名を付けられています。
その専攻語とは
- 情熱の「スペイン」(スペイン語)
- 極寒の「ロシア」(ロシア語)
- 地獄の「ヒンドゥー」(ヒンドゥー語)
- 灼熱の「アラビア」(アラビア語)
の4つです。
これらの専攻語に所属する僕の友人でも、留年している人はいました。
そのため、外国語学部入学後もきちんと勉強しないといけないと知っておくと良いでしょう。
【大阪大学外国語学部受験まとめ】自分に合った配点の場所で戦おう。
これまで長々と私が大阪大学外国語学部を合格するまでにどのようなことをしたか書いてきましたが、自分の実力より少し高い大学を受けたい方に一番伝えたいことは受験勉強を始める前に
- 自分のしたいことを決める
- 自分がしたいことができる大学の中から自分に合った科目配点の大学を探す
- 本番科目目標を決め、その点数が取れるように各教科計画的に勉強する。
の3点が大事だということ。
受験は闇雲に勉強するだけでは非効率なので、上記に従い効率的に勉強していきましょう。
進研ゼミなら各教科のスケジュール感をしっかり教えてくれるので、塾ほどのお金は出せない…といった方におすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上たつきちからでした。
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