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徒歩で台湾1周「徒步環島」

【徒歩での台湾一周体験談総まとめ】「僕が60日間の徒步環島で学んだこと」

台湾人なら一生の内にやり遂げないといけない3つのことがある。

1つ目は標高3952mと台湾で最も高い山「玉山」の登頂。

2つ目は台湾最大の湖「日月潭」の遊泳。

そして最後の1つは「環島」、つまり台湾一周をすることである。

 

特に「練習曲」という1人の青年が自転車で台湾を一周する映画が2007年に上映されてからは、「環島」が注目され、今では毎日環島中の人が数百人を越えているとのことだ。

そしてこの環島の中でも、「徒步環島」(徒歩での台湾一周)というものがあると知り、僕は台湾を徒歩で一周することを決めた。

 

 

「わざわざ歩いて行く必要ないやろ」

 

 

時折このように言われることもあるが、ここには僕の「徒歩で台湾を一周すること」に対する情熱があり、他の人が理解できない情熱にこそ価値があると思うのである。

 

この情熱は誰になんと言われようと、僕の中に存在し、理屈抜きで「やってみたい」と心の奥底からふつふつと湧き上がってくるのだ。

 

そしてこのロマンを達成すべく、半年前から少しずつ準備を始め、ついに2018年11月13日から僕の2ヶ月にわたる徒歩での台湾一周(徒步環島)の旅が始まった。

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台湾各地で見かける「檳榔店」

台湾一周には時計回りで行くルートと逆時計回りで行く2パターンのルートがあるのだが、台北出発で逆時計回りに歩くことにした。

まずは台北からスタートし、桃園・新竹・苗栗と台湾北西部の街を一週間ほどで駆け抜けていった。

この中で印象的だったのが、チカチカと光る檳榔店が異常とも言えるほど多かったことである。

檳榔とはヤシ科の植物で、イメージ的には噛みたばこに近い。

 

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Those who know… know 🇹🇼 #台灣人的口香糖 #檳榔 🍃 💦

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このような檳榔店は台北などの都市圏では比較的見る機会は少ないが、街の中心部から離れていると至る所で見かけることになった。

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嘉義では何十年にも渡り続く杏仁茶の無人店に行ったり、本場の雞肉飯を食べたりと台北にいるだけでは決してできない体験をしたりして過ごした。

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台南の美食満喫

台南にいる間は「擔仔麵」、「蝦捲」、「牛肉湯」など美食だらけで、気づけば口の中に放り込んでいて、胃袋が休まる時間など全くなかった。

台南市内ではゲストハウス「はむ家」のみなさんと一緒に夜中までお酒を飲み、初めて会った人とも気軽に交流できるゲストハウスの良さを改めて実感した。

また仲良くなったお姉さんと二人で台南観光を満喫し、このままお別れしたくない気持ちをぐっと抑えた台南最終日。

とにかく台南のグルメ・スポット・人、全てが魅力的で、一度来たら離れたくなくなる気持ちが痛いほどわかった。

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徒歩距離42kmのフルマラソン体験

台南から高雄までは10kg以上のバックパックを背負って、初めて40km以上(約65000歩)歩いた。

脚が辛いのはもちろんのことだが、それより終わりが一向に見えず、ただただ歩いているだけの「無」の時間がかなり辛かった。

到着するまで1人で24時間テレビをイメージして「負けないで」を歌ったが、あまり時間つぶしにはならなかった。

田舎を歩いているときは常に野犬が周りにいないか注意しないといけなかったので、高雄の市内に到着した時は安堵感でいっぱい

その後インスタで知り合ったホンさんにバイクで連れて行ってもらった高雄の山から見た夕日は一生忘れないだろう。

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台湾最南端到達!!

そして高雄の大都会から離れ、最南端に向かって海岸線を歩いて行った。

台湾は猫を飼っているホステルが多い気がする。

そして道を間違え、道なき道を歩き、なんとか最南端に到着。

 

「ついに半分まで来たんだ」とそっと胸をなでおろすが、本当にしんどくなるのはここから。

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東部の大パノラマ

東部に入ると台湾は姿形を瞬く間に変える。

東部の輪郭が息を呑むほどの大パノラマが広がっていたのだ。

しかしこの大自然はたちまち牙をむくこともあった。

何十キロにも山々が続き、お店も西部に比べるとかなり少ない。

犬には数十回に渡り吠えられた。

でも何時間も歩き続け、しんどい思いをして見る台湾東部の景色はより一層心に染みわたった。

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徒步環島中の台湾人「郭さん」との出会い

そして次は台東〜花蓮は山線と呼ばれる、山と山の間の道を歩いていく。

少しずつ減っていく、花蓮の看板の数字だけがこの時のモチベーションとなっていた。

この付近になると宿探しに難航し、途方に暮れることになる。

 

そんな時にたまたま「郭さん」という僕と同じ徒步環島をしている方と出会い、花蓮まで一緒に歩いて行くことに。

そして郭さんのおかげで宿にも無事泊まることができた。

この後も郭さんと共に歩き、160km以上の長さを誇る山線を越えて、花蓮到着。

「やっと天国に到着した!!」と郭さんと二人で台湾東部最大の都市「花蓮」に着いた喜びを共感し合った。

達成したことを一緒に感動できる人が側にいるだけで、こんなに何倍も幸せな気持ちが膨れ上がることになるとは思ってもいなかった。

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人生初めてのヒッチハイク

そして花蓮〜宜蘭は落石やトンネルがあり危険ということで、これまでずっとやってみたかったヒッチハイクにチャレンジ。

合計二組の方々にヒッチハイクで乗せてもらい、徒歩中とは別の角度から台湾の人の優しさを感じることになった。

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徒步環島最後の山場

そして徒步環島は最後の山場を迎える。

この日はあいにく雨で、宜蘭から九份までの山道が霧・雨・風でかなり危険な状況になっていたのである。


台湾一周中最大の危険を感じたが、なんとか踏ん張り無事九份到着。

ついに1076kmにわたる台湾一周達成 !!

台湾一周最終日は九份から台北に向けて歩いて行く。

 

そしてついに…

こうして僕の60日間にわたる徒步環島は怪我することなく、無事達成することができた。

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今回の旅で学んだこと

チャレンジすることの大切さ

自転車での環島ブームを引き起こした「練習曲」に

 

「今やらなければ一生できないことがある」

(有些事現在不做,一輩子都不會做了)

 

という有名なフレーズがある。

 

僕は台湾に来るまで1人旅をしたことがなく、正直今回の旅は無事に帰って来れるか不安で仕方がなかった。

 

野犬に追いかけられたら、

交通事故に遭ったら、

強い雨風にさらされたら、

変な人に絡まれたら、

宿が見つからなかったら

脚が痛んで歩けなくなったら、

風邪を引いたら、

日没までに宿に到着しなかったら、

このように心の中で「たられば」を繰り返すばかりで、行く前は正直「行くのやっぱりやめておきたいな…」と思うこともあった。

 

この不安に飲み込まれて、チャレンジしたいという気持ちを去勢してしまっていたら、一生このチャレンジすることはなかっただろう。

 

しかし今回チャレンジしていく中で、たくさんの人と出会い、たくさんの人に支えられ、たくさんの発見をすることができた。

この台湾一周の経験は間違いなく、一生の宝物になるだろう。

 

命はあっという間に尽きてしまう

またこの台湾一周中、数十、数百とたくさんの生物の死骸を見ることになった。

それを見ていると、人間を含む生物の命は思っているよりあっという間に尽きてしまうのだなと知った。

だからこそ限られた一生を必死に生きなければならないことに気づいたのだ。

 

僕はまだまだ大した人間ではないので、人に「ああしたらいい」、「こうしたらいい」ということはできないが、

「今やらなければ一生できないことがある」

逆に人から何を言われても、この精神くらいは自分の中で大切にしたいと思う。

 

今回の台湾一周を皮切りに、これからももっともっと今しかできないチャレンジをしていくぞ〜。

 

謝謝大家,謝謝台灣,我一定會回來的!

最後までご覧いただきありがとうございました。

以上たつきちからでした。

 

再見!!

 

 

 

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